2008/10/31

ダイノマシンで計測

サンダーマックスを弄り始めたら、
年調の具合やセッティング効果が気になって来た。

ってことでNAPS三鷹東八店でダイノマシンに乗せてきました。
予約もせず行ったけど、すぐに計測できるとのこと。

注意が必要なのは、何回転まで回すか指定する必要があること。
幸い事前にサンダーマックスを弄って、レブリミットが
6500rpmに設定したと自分で判ってたので、6800rpmまでにした。

回転数を読み取るクリップを付ける場所の候補が2カ所あるらしく、
コイルかプラグワイヤー。コイルはケーブルを束ねている被膜?を
少し切る必要があったけど、プラグワイヤーはノイズが酷い。
正しく計測できなきゃ意味が無いので、コイルで計測。


計測方法は2つメニューがある。
1)ベースマップ測定(¥3150)  :4速固定で計測
2)フルコースマップ測定(¥5250):各ギアで色々な方法で計測
値段もそれほど変わらないし、迷わずフルコースを選択。


ダイノマシンに乗ったスポーツスター。
ガラス張りなので自分が映ってバイクがよく見えないのはご愛嬌。


計測風景。
PCの画面を見ながら(多分回転数を見てた)、右手でスロットル操作。
左手はクラッチレバーは全く触れずに、ダイノマシンのボタン?を
操作してたような・・・。


計測が終わると、結果を紙で印刷して色々説明やアドバイスを
して貰えた。


・4速での最高パワー、最高トルクを測定したグラフ。
・右上がりのグラフがパワー、水平のグラフがトルク。
 下部のグラフは空燃比。数字が多いほど薄く、少ないほど濃い。
・低回転時で最大トルクに近いトルクが出てるのは、かなり凄い。
 谷らしい谷もなく、綺麗で水平に近いカーブなので、
 乗りやすいセッティングが出来ている。
・空燃比は12〜13が適正。低〜中回転は問題ないが、高回転で
 急に濃くなっている。回す乗り方ならばここを薄くすれば
 もっとパワーが出る。
・発信直後の空燃比が天井に達してるのは、計測上仕方ない。


・2速で、パーシャルで5000rpmまで上げた後スロットルを閉じ、
 再度全開にしたグラフ。
・最大トルクが出る3500〜4500rpmが一番スロットルの反応が
 良くなる。4000rpmで再度全開にしたカーブが垂直に近く、
 スロットルの反応が良いことがわかる。
・ただしそれ以降が右上がりになっているのは、このあたりの
 空燃比が濃いから。空燃比のグラフがまさにそうなってる。


・緑が2速〜5速でシフトチェンジしながら計測したグラフ。
 青が2速、赤が4速固定で計測したグラフ(先に計測した
 データを重ねて表示)
・シフトチェンジ時にグラフが飛ぶのは計測上仕方ない。
・2/4固定のカーブと、シフトチェンジしながら計測した
 カーブがほぼ重なっているのは良いこと(詳細忘れた)。


いわゆる最大パワー、最大トルクはどうやら4速で計測した
数値ぽい?だとすると

 最大パワー:46.6ps(6000rpm付近)
 最大トルク:6.3kg-m

BURN!のWEBページに掲載されている883の計測結果は、
ノーマルで最大パワー40.28ps、最大トルク5.23kg-m。
15%のパワーアップと20%のトルクアップなら、上々?

ちなみにダイノマシンの計測値は、色んなロスのせいで
メーカー公表値の2割減くらいになることが多いらしい。

【結論】
高回転時の除き、ほぼセッティングは完了っぽい。
乗った感触で確かめた低・中回転のセッティングは
やっぱり良い感じになってたので、良かった。

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memo:
20081031a0000000.slk:測定時に使用
20081031b0000000.slk:帰宅後に高回転側を薄めに変更

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